中学受験親父メモ2

2023中学受験

8月後半

 塾の講習が終わるころ  息子は言った。
< 講習楽しい。 もっともっと行きたい。>
<本当かよ じゃあ どこかないか見てくる>
息子を送り届けたあと暑い中 早稲アカに行ってみた。 お盆で休み。 今は合宿で忙しいらしい。 そういえば盗難があったと報道されていた。


ついでだ。 日能研に行ってみよう。 えーーーー。 なんとこっちも休みかよ。 一足先に盆休みなんだね。 塾は。 SAPIXもその日が前期の最終日だった。 直前で申し込めないようになってるんだね。 お盆返上で塾は稼ぐものとばかり思っていた。


 後半は学校の宿題と父ちゃん講習会となった。 


でも国語は漢字、ひたすら漢字。 あと音読とした。 講習で散々したので問題演習は休んで 少し高度な文章の素読。 難しい漢字を見せなければ覚えない。 文章で見ておかないと ドリルで単純に覚えてもダメ。 教科書は上手に文章を選んで漢字を学んでいく。 学校の教科書がベストだが 国語は使いたくない。 家でやってしまうと学校の授業がつまらなくなってしまうだろう。 


算数は 計算。 足し算、引き算がおろそかになってはだめ 分数計算は慣れると楽。  
分数計算は簡単なのに 比と割合になるとだめ。 なかなか 理解するための脳の発育が難しいらしい。 
 A:B=C:□
はできるのだが
 AはBのC倍である。
をすぐに
 A=BxC
というふうに翻訳できない。 は はイコールで のはxだ といっても分かってもらえない。 線分図を描けといっても絶対だめ。 泣くほど強く言い聞かせても ページが変わるともう頭だけで解いている。 こいつには耳はついているのか。 脳みそは何グラムなんだと思いながらこらえる。 なかなか馬鹿の壁が越えられない。 いや火の壁か。


 AのBに対する割合
 Bに対するAの割合


どっちも同じだというのも 理解できない。 これがなかなかむずかしい。 小3では無理か。 
         A/B
あるいは     A:B=A/B:1
となるのだが。 Bに対するが分母 比の後ろだよと言っても納得しない。 納得しないから覚えない。 分からなくてもいいからとにかく覚えろ というのも なかなか この年頃は難しいみたい。 どうやっても身につかない。 じれったい。 9歳ってこんなに馬鹿だったんだ。 もっとも自分も小6で理解した。 でも私の場合小3は全く学校の勉強のみで今頃は蝉取りばかりしていたから 小3で教わったときできたかどうかは不明。 


とにかく 比と速さをマスターさせないとだめ。 その前に植木算が重要。 




入試で人気作家の小説でも読んでみようということで重松作品に挑戦。


<きよしこ> 最後の2歳上の世話好きな女の子が出てくる話がいい。 吃音の少年が主人公。 小学生から大学入試までの話が出てくる。 名前からして作者の体験が加行ってるんだろうね。 やはり淡い恋物語がいいね。 別に二人は恋愛するわけじゃないんだけどほろ苦い。 男からすると いや 私からすると もう理想的な女性。 2歳上で地元の国立大の教育学部に通う娘で 吃音の少年のそばで世話を焼いてくれる。 でも少年は東京の早稲田大に行きたいと女性を振り切る。 筆者はあんまり深い心理描写は書かず話を進めていく。 ラストの数ページでアクセルを踏みなおしキックダウンして読ませる。 なんか 泣けてきた。 小中学生が主人公で 入試に採用されるのもうなずける。 ただ父ちゃん講習の教材にはちょっとあれかなあ。 もうちょっと難しい漢字が出てくるのがいいかも。

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