売買損益
分かるものをやれ。
小5になりそろそろ 比と割合が出てくる。 やっと来たかという感じ。 小3のころ数検を受けさせるときに一応小6までを教えたが 最後まで割合は分からなかった。 初歩的なことはでいたので6級にパスしたが 割合は無理だなとその時思った。
相当算もなかなか分からなかった。 メモリが二つあるだけなんだよと言っても分からなかった。 全部の所持金が900円のとき 全体を900円としてもいいし 1としてもいい。 (もちろん100としてもいい。) 180円は 全体の0.2だから 180÷0.2で全体が出る。 つまり 自分の値を自分の割合で割れば、 自分を自分で割れば 全体が出るんだ。
ここで
自分の割合=自分の値 / 全体の値
自分の値= 全体 x 自分の割合
自分がA 相手(全体)がBとすれば
A:B=A/B:B/B=A/B:1
だから AをA/Bで割れば Bが出ることは一目瞭然。
これに線分図や面積図を併用すれば簡単。
このような説明を 何百回繰り返しても理解してもらえなかった。 速さも濃度もこの延長上にあるので すべて教えるのをやめた。
本格的な算数は5年からが勝負だ。
植木算も 全体を間隔で割り算するまではいいが1を足すか引くかそのままかが小4まで分からなかった。 丸太切りの休憩つき問題は今でもまちがえるのではないか。
中学受験の場合 子供の脳の成長を待たないといけないので普通の習い事とは違うようだ。 分かる日までじっと待つことは せっかちな親にとってはつらい。 しかし ちょっと負荷をかけ無理そうならぱっと引く。 これが父ちゃん塾。
先日テストを受けたら売買損益の問題が出ていた。 問題集で半年前にやってるのに出来ていない。 もう問題を見ただけで脳細胞の活動が停止してしまうらしい。 早くやるのも考え物である。 変に苦手意識だけが刻み込まれたみたい。
しかし、いつまでも そうは言ってられない。 いよいよ比と割合の特訓を始めようか。 分かるまで とことん行きましょう。
追加: してみると 国語のみならず 算数も小3や小4のときに無理に分からない問題を押し付けるのは良くないのではないか。 仮に出来たとしても喜べない。 これから脳の成長を遂げた駿馬が次々駆け込んでくる。 我が息子もその中に入っていてほしい。 今 第三コーナーに入るところか。